頸髄損傷C6レベルの方にとって、パソコンやスマートフォンの操作は日常生活の中での大きなチャレンジです。しかし、工夫と補助具を活用することで、驚くほど快適に操作が可能になります。本記事では、C6損傷の特性に合わせた具体的なパソコン・スマホ操作のコツや、おすすめの便利グッズ、自助具をご紹介します。
頸髄損傷C6とは?
頸髄損傷C6では、肩・肘の動きや手首の背屈は可能ですが、指先の動きや握力に制限があるのが特徴です。このため、一般的なマウスやスマートフォンのフリック操作、キーボード入力などが難しくなります。
パソコン操作の工夫とおすすめ自助具
トラックボールマウス × 補助具で快適操作
指が自由に動かせないC6損傷の方にとって、普通のマウスよりトラックボールマウスが便利です。中でもKensington製の大型トラックボールは、私の場合、手の甲で、補助具でクリックやキーボード操作しています。
以下の写真は、実際私が使っているものです。

使用しているのは:
- Kensingtonのトラックボールマウス
- 手のひらにはめて使える自助具(先端にゴム付き)国リハで作ってもらいました。
このような補助具を組み合わせることで、マウスクリックやドラッグ操作もスムーズに行えます。
音声入力と読み上げ機能
音声入力を活用すれば、キーボードに触れずに文章入力が可能です。Windowsの音声認識機能やGoogle音声入力、さらに画面読み上げ機能(スクリーンリーダー)を組み合わせることで、負担を減らせます。
スマートフォンやタブレット操作の工夫とコツ
画面タッチは小指の第2関節で
手首の回旋に制限があり、画面タッチやフリックなど基本動作は、小指の第2関節で行なっています。
アクセシビリティ機能をフル活用
iPhone・iPadやAndroidには、身体に制限がある方向けのアクセシビリティ機能が充実しています。
- AssistiveTouch: タッチ操作やハードボタンを画面内で代替
- 音声コントロール: 「スワイプ」「戻る」などの動作を音声で操作
- スイッチコントロール: 外部デバイスや顔の動きで操作可能
スマホ・タブレットスタンド マグネット付きコードで充電
- 折りたたみタブレットスタンド: スマホ、タブレット兼用
- マグネット充電ケーブル: マグネット式なので手に麻痺があっても楽
まとめ|工夫と道具でパソコン・スマホ操作はもっと快適に
頸髄損傷C6の方でも、工夫や補助具を取り入れることで、パソコンやスマートフォンをストレスなく操作することができます。今回ご紹介した方法や道具が、あなたや周囲の誰かの助けになれば幸いです。
実際に使っている工夫やおすすめアイテムがあれば、ぜひコメントで教えてください!
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