頸髄損傷C6の車いすユーザーが共感&実感!心に響く3冊の本

心と気づき

こんにちは。私は頸髄損傷C6の車いすユーザーです。手指は自由に動かせませんが、肩や腕を使って日々の生活を工夫しています。

そんな私にとって、本は“希望の地図”のようなもの。同じ境遇の人の声に触れると、「一人じゃない」と思える。そして、前に進む勇気がもらえるのです。

今回は、頸髄損傷の当事者である私が本当に読んでよかった3冊をご紹介します。中学生でも読みやすく、障害の有無に関係なく心に響く内容です。


1. 『ひまわり』/新川帆立(幻冬舎)

事故で頸髄を損傷し四肢麻痺になった33歳の女性「ひまり」が、司法試験に挑む小説です。

「ペンも握れない。でも、言葉なら戦える」——
そんな主人公の強い意志と努力が、C6の私自身と重なる部分がたくさんありました。

特に「ああ、そうだよなぁ」と思った箇所

よく分からないものは怖いし、面倒くさい。なるべく視界に入れたくない。自分の世界と切り離して、どこか遠いところで幸せになってほしい。そういう心理がそれぞれの人の中で無意識に働いて、私を遠ざけ、孤立させる。

とかはグサッと刺さり、また別の箇所では

「言葉は私の最後の砦。言葉がある限り、私たちはつながれる」

この言葉に、心を支えられた読者も多いはずです。

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2. 『チャレンジド魂』/佐武博司(幻冬舎)

重度頸髄損傷・両手両足麻痺からの奇跡的な再起を描いた著者によるノンフィクションです。

  • 事故直後の絶望
  • リハビリとの向き合い
  • 仲間との出会いと支え

現実の厳しさと、その中にある「挑戦する魂」が心を揺さぶります。

「チャレンジド」とは、「挑戦する機会を与えられた人」という意味。障害をマイナスではなくプラスの可能性に変える視点が印象的です。

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3. 『iPadがあなたの生活をより良くする』/安保雅博・高尾洋之

C6の私にとって、タッチ操作が可能なiPadは生活の“右腕”です。音声入力、スケジュール管理、動画視聴、ネットショッピングなど、できることが一気に広がります。

この本は、障害者や高齢者向けに、iPadの使い方や便利なアプリを丁寧に解説しています。

写真つきの説明も多く、テクノロジーが苦手な方でも安心。自立やQOL(生活の質)の向上を目指す方におすすめです。

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まとめ

障害があると「これは無理」と感じる瞬間がたくさんあります。でも今回ご紹介した3冊は、そんな時にそっと背中を押してくれました。

  • 共感したい人に:『ひまわり』
  • 勇気がほしい人に:『チャレンジド魂』
  • 生活を便利にしたい人に:『iPadがあなたの生活をより良くする』

私と同じように頸髄損傷C6で生活している方、またはその家族や支援者の方にも、ぜひ手に取ってほしい3冊です。

あなたの毎日が、少しでも前向きになるきっかけになれば嬉しいです。

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