【頸髄損傷C6の私が選ぶ】足を守るために家で履いている靴・スニーカー・サンダル3選

リハビリと日常

対象:足に感覚がない・動きにくい車いすユーザーの方へ
結論:足を守るには、“脱げにくく、履きやすく、足にやさしい靴”が安心です。

私は頸髄損傷C6の車いすユーザーです。足に力が入らず感覚も弱いため、気づかないうちに足をどこかにぶつけたり、こすったりしてしまうことがあります。

そこで、家の中でも靴を履いて足を守るようにしています。今回は、私が実際に使って「これはいい!」と思った靴・スニーカー・サンダル3足をご紹介します。すべて、自分の身体に合わせて少し工夫をしているものです。


① adidas(アディダス)のスニーカー

  • 靴ひもをゴム製に交換 → 脱ぎ履きがラク
  • かかとに結束バンドで輪っかをつけ、指1本で引っ張って履ける
  • リーチャーで輪を引っかけて引き上げることも可能
  • フィット感があり、足がズレにくい

履きやすさと足の保護が両立している一足です。結束バンドの輪をつけることで、握力が弱くても、またリーチャーがあれば前かがみにならずに履けます。

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② Teva(テバ)のストラップサンダル

  • 足の甲と足首をマジックテープでしっかり固定
  • かかとに結束バンドで輪っか → 指やリーチャーで引き上げられる
  • サンダルなのにクッション性があり、安心感がある

夏場など暑い時期に活躍する一足です。軽くて通気性がよく、でも脱げにくいので、室内履きとしてとても優秀です。

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③ asics(アシックス)の軽量スニーカー

  • とても軽くて足への負担が少ない
  • 通気性がよく、ムレにくい
  • 結束バンドで履きやすさアップ(リーチャー対応)

長時間履いていても疲れにくく、足への圧迫感も少ないため、安心して使えます。

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なぜ家の中でも靴を履くの?

感覚のない足は、痛みに気づきにくいため、家具の角にぶつけたり、車いすのフットレストにこすれたりして、知らないうちに傷ができてしまうことがあります。

そのため、私は日常的に足を守るために靴を履いています。靴がクッションになり、ケガや褥瘡(じょくそう=床ずれ)を予防できます。


番外編:失敗から学んだ「合わなかった靴」

● クロックスのサンダル(かかとストラップなし)

  • 足を入れると指が伸ばせず、丸まって痛くなる
  • すぐに脱げやすく、フットレストに足が当たりそうで危険
  • つまずきやすく、足がサンダルからずれて転びそうになった

クロックスは人気のあるサンダルですが、足の指を自由に動かせない私には不向きでした。

● ハイカットブーツ(足首まで覆う靴)

  • 履くのが大変で、時間がかかる
  • チャックやヒモが扱いにくく、力が必要
  • 足首が固定されて動かしにくく、フットレストに乗せづらい

結果的に「履くのが面倒=使わなくなる」パターンに。やはり、手間がかかる靴は日常使いには向いていないと実感しました。


便利グッズ:結束バンドと伸びる靴ひも

● 結束バンド(靴のかかとにループを作る)

私は靴のかかとに結束バンドを輪っかにして取り付けています。これにより、指1本やリーチャー(自助具)で靴を引き上げることができ、握力が弱くても履きやすくなります。

輪っかの大きさは指やリーチャーの先が引っかかる程度にしています。固めのバンドを使うことで形が保ちやすく、繰り返し使ってもヨレにくいです。

● ゴム製の伸びる靴ひも

ひもをほどかずにそのまま履けるので、脱ぎ履きがとても簡単になります。


まとめ:靴選びは「安全・やさしさ・続けやすさ」

私が家で愛用しているのは以下の3足です:

  1. adidasのゴムひもスニーカー(結束バンド付き)
  2. Tevaのストラップサンダル
  3. asicsの軽量スニーカー(結束バンド付き)

そして、クロックスやハイカットブーツの失敗を通して、「履きやすくて脱げにくい靴が一番大事」だと気づきました。

足を守ることは、生活の安心につながります。私と同じような悩みを持つ方の参考になればうれしいです。

※ご希望があれば、靴に取りつけている結束バンドの工夫方法おすすめのゴムひもなどもご紹介できます。お気軽にコメントください!

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