■ 結論と対象者
入院中、ベッドの横に設置されていたあの「オーバーテーブル」。食事や作業のために一度は使ったことがある方も多いはず。
実はこのテーブル、退院後の自宅生活でもかなり便利なアイテムなんです。さらに、介護保険でレンタルできる場合もあるので、費用面も安心です。
こんな方におすすめ:
■ オーバーテーブルってなに?
オーバーテーブルは、ベッドや車いすに差し込んで使う「高さ調整ができるサイドテーブル」。
入院中によく使う、あの“コの字型のテーブル”といえばイメージしやすいでしょう。
ベッドに横づけしても邪魔にならず、体の正面に必要なものを置けるのが最大のメリットです。
■ 自宅でもオーバーテーブルを使っている理由
私自身、頸髄損傷による手指の麻痺がありますが、自宅では毎日このテーブルを使っています。
ただし、食事用ではありません。
主な使い道は:
- スマホ・タブレットの操作
- 飲み物やティッシュ、薬の置き場所
- イヤホン・ケーブル・リモコンなどの定位置
- ちょっとしたメモ書きや、郵便物の確認などの作業台
ベッドサイドに置きっぱなしで、**「なんでも置ける小さな拠点」**になっています。
■ こんなふうに使っています
- 小物はかごにまとめてテーブルに常設
- テーブル下に電源タップを設置し、充電ケーブル類を常に接続状態に
- 折りたたみイスも置いて、ちょっとした作業や来客対応にも対応
オーバーテーブルがあると、ベッドと車いすまわりが一気に「自分の部屋」になります。
■ 食事をしない人にこそ向いている理由
「オーバーテーブル=食事用」と思いがちですが、実は食事をしない人ほど便利に使えます。
常に同じ場所に置いて使えるので、「片づける必要がない」「手の届くところに全てがある」状態をキープできます。
これは、移動が難しい人にとってはかなりの時短&省エネになります。
■ 介護保険でレンタルできる!
オーバーテーブルは、介護保険の福祉用具貸与の対象になることがあります。
▷ 介護保険でレンタルするには:
- 要介護認定を受けていること(要支援の場合は対象外の場合もあり)
- ケアマネジャーに相談して、必要性を説明
- レンタル業者を通じて申請
- 1割〜3割負担で利用できる(所得によって異なる)
※オーバーテーブルが医師の指示で必要と判断されると、スムーズに通ることが多いです。
■ 選ぶときのポイント
- 昇降機能つき:高さを体に合わせて調整できるタイプが便利
- キャスターつき:掃除や移動のときにラク
- 天板のサイズ:大きすぎず、A4ノートやペットボトルが置ける程度がちょうどいい
- 安定性:ぐらつかないものを選びましょう
■ 購入したい場合は(Amazon・楽天リンク)
購入したい場合は、以下のリンクから探すこともできます:
自分の部屋のスペースや使い方に合ったサイズ・形を選ぶのがポイントです。
■ まとめ
- オーバーテーブルは入院中に使ったことがある人にとってはおなじみのアイテム
- 自宅でも食事以外の目的で、常設することで圧倒的に便利
- 手に麻痺がある方、車いすユーザー、移動が大変な方にとっては生活の拠点になる
- キャスター付きなら移動もラク
- 介護保険を使えばレンタルも可能。ケアマネさんに相談する価値あり!
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