対象者
- 入浴に不安がある方や、介助を受けながら生活している方
- デイサービスを利用するか悩んでいる方
- 家での介護や入浴介助に負担を感じているご家族の方
結論
私は週2回(水曜・金曜)デイサービスに通っています。一番の目的は「安全に入れるお風呂」。自宅でも週1回ヘルパーさんの介助で入浴していますが、浴槽は改修しておらず、設備が整ったデイサービスの入浴は、体も心もゆったりできる貴重な時間です。
自宅のお風呂:改修なしでも介助と設備で対応
私の自宅の浴室は、浴槽自体は改修していません。ただ、シャワーキャリーがスムーズに出入りできるよう、浴室は広めに設計されています。
週に1回、ヘルパーさんが来てくれて、浴槽内に専用の台を置き、前から支えてもらいながら入浴します。危ないと感じることはなく、慣れた介助があるおかげで不安なく入れています。
ただ、やはり自宅での入浴は体力的にも気を使います。そのため、残りの入浴はすべてデイサービスで行っています。
デイサービスの基本スケジュール:午前が活動、午後が入浴
私が通っているデイサービスの流れは、基本的に「午前:活動(リハビリやレクリエーション)/午後:入浴」です。
水曜日はリハビリ中心
午前中は、器具を使った自主トレーニングと、理学療法士(PT)さんによる10分ほどの個別リハビリ。定期的に体を動かすことで、筋肉の硬さを防ぎ、血行もよくなります。
金曜日はレクリエーション中心
フラワーアレンジメントやおやつ作り、クラフト、ボッチャなど、季節に合わせたレクリエーションが用意されています。見ているだけでも楽しいですし、気が向いたときには作品づくりにも参加しています。
安心して入れるデイサービスの入浴
午後は入浴の時間。デイサービスには、介護用のリフトが付いていてシャワーキャリーごと浴槽に入ります。入浴介助に慣れたスタッフさんたちがいて、基本どんな身体状態でも対応できる体制があります。
「自宅での入浴は週1回にして、残りはプロに任せる」このスタイルが私には合っています。湯船にゆっくり浸かって、体もリラックスできる時間は、生活の中でとても大切です。
数ヶ月に一度の屋外活動。買い物も気分転換に
デイサービスでは、数ヶ月に一度の屋外活動もあります。たとえば、ショッピングセンターでの買い物。スーパーや100円ショップをまわって、自分で商品を選ぶのは、思っている以上に楽しいひとときです。
また、電車に乗ってちょっと遠出したり、工場見学をしたりすることもあります。外出が難しいと感じることもありますが、スタッフさんが丁寧にサポートしてくれるので安心して参加できます。
利用者同士の交流も、生活の力になる
デイサービスの利用者さんには、四肢麻痺の方、片麻痺の方、失語症の方、元気に歩ける方など、さまざまな方がいます。
違いはあっても、同じ時間を過ごす中で自然と生まれる会話や情報交換が、私にとってはとても貴重です。「あの病院どうだった?」「この補助具便利だよ」など、暮らしに役立つ話も多くあります。
職員さんの気配りと工夫に感謝
毎回の入浴介助、レクの企画、屋外活動の付き添い。スタッフさんたちは、一人ひとりの体調や気持ちに寄り添いながら、明るく支えてくれます。
私にとってデイサービスは、ただの「通所先」ではなく、生活のリズムを作り、安心と楽しみを与えてくれる大事な居場所です。
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