対象読者と結論
- 車いすで生活している方
- ご家族に車いすユーザーがいる方
- 障害があって歯医者に行くのが不安な方
結論:
車いすユーザーが安心して通える歯医者さんを選ぶには、事前の「電話確認」と「下見」がとても大事。どうしても通院が難しいときは、訪問歯科診療という選択肢もある。
なぜ歯医者選びがそんなに大事なの?
車いすユーザーにとって、歯医者さんに行くのは「ちょっと行こう」では済みません。
- 入口に段差がある
- 狭くて車いすが通れない
- 診察台に移れない
- トイレが使えない
こうした理由で、虫歯があっても我慢してしまう人もいます。危うく私もその一人になるとこでした。
歯医者選びのチェックポイント
1. 入口・通路・診察室のバリアフリー
まずはホームページを見て、バリアフリー対応か確認します。ただ、写真だけでは分からないこともあるので、私は電話でこう聞きました。
「車いすで通いたいのですが、段差やトイレはどうなっていますか?」
対応が丁寧かどうかも、大きなポイントです。
2. 診察台の高さと移乗のサポート
診察台が高すぎると、自力で乗るのは難しいです。私は、診察台がリクライニング式で低くなるか、移乗に手伝いがあるかを確認しました。
スタッフの方が「必要であれば、車いすのままでできる処置もあります」と話してくれたのが安心材料でした。
実際に下見に行ってみた
電話の印象が良かったので、実際に下見に行ってみました。受付や診察室の様子、スロープやトイレの場所など、自分の目で見ると納得感が違います。
例えば、
- 自動ドアで車いすが通りやすいか
- 車いすで診察室まで行ける広さがあるか
- 待合室に座る必要があるか
など、細かいところまでチェックできました。下見後に「ここなら大丈夫」と感じたので、そのまま予約して通っています。
スタッフの理解と対応も大切
車いす生活では、設備だけでなく人の対応も本当に重要です。ちょっとした気づかいに、救われることがあります。
- 「診察台の高さ、少し下げましょうか?」
- 「体勢、つらくないですか?」
- 「トイレが必要なときは遠慮なく言ってください」
こうした一言があると、「またここに来たい」と思えます。
どうしても通えないときは「訪問歯科診療」という選択肢も
私は利用していませんが、どうしても外出が難しい人のために、**歯科医が自宅に来てくれる「訪問診療」**という制度もあります。
高齢者だけでなく、障害のある方でも利用できるケースがあります。医師やケアマネージャー、地域包括支援センターなどに相談してみてください。
歯医者さんを探す方法
- 「車いす ○○市 歯医者」などで検索
- Googleマップで口コミを見る
- 通っている病院に紹介してもらう
- 地元の障害者支援窓口に相談する
何件かピックアップして、電話と下見をしてから決めると安心です。
まとめ:安心して通える歯医者さんはきっと見つかる
歯の健康は、食事や生活の質に直結します。車いす生活でも、安心して通える歯医者さんは必ず見つかるので、あきらめずに行動してみてください
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