はじめに
- 障害があると「できないこと」に目がいきがち
- けれども、できることに集中することで人生は前向きになる
- そのヒントをくれるのが「ストア哲学」
今回は、ストア哲学をわかりやすく学べる2冊を紹介します。
ストア哲学とは?
古代ギリシャから続くストア哲学は「心を整える知恵」です。
最大のポイントは「コントロールできることとできないことを区別する」こと。
- 天気や他人の態度 → 変えられない
- 自分の考え方や行動 → 変えられる
この区別を意識すると、余計な不安や怒りから解放されます。
『心穏やかに生きる哲学』(ブリジッド・ディレイニー)
本の内容
『心穏やかに生きる哲学』 は、オーストラリアのジャーナリストである著者が、ストア哲学を自分の生活に取り入れた体験を書いた本。
難しい理論ではなく、日常の工夫が中心です。
- 毎朝「今日できること」を書き出す
- ネガティブな出来事を「練習問題」と考える
- 欲しいものを減らすことで、自由を感じる
実践的で読みやすく、初めてストア哲学に触れる人にもぴったりです。
障害者だからこそ響くポイント
- 小さな習慣で心を整える
- ストレスを軽くする視点
『迷いを断つストア哲学』(マッシモ・ピリウーチ)
本の内容
『迷いを断つストア哲学』 は、哲学者である著者が、ストア哲学を現代の日常に合わせて解説した本です。
- 困難は避けられない
- 受け止め方と行動は自分で選べる
- 他人の評価ではなく、自分の行動に集中する
障害者だからこそ響くポイント
- できることとできないことを分ける
- 他人の評価に左右されない
- 困難をチャンスに変える
私の体験
私は『迷いを断つストア哲学』の第14章を何度も読み返しています。
なぜなら、ここに書かれているのは“頭でわかる哲学”ではなく、“毎日の中で実際に使う哲学”だからです。
障害を持つ自分にとって、この訓練は心を守る大事な習慣になっています。
2冊を合わせて読むメリット
- 『心穏やかに生きる哲学』 → 実践的で生活にすぐ取り入れやすい
- 『迷いを断つストア哲学』 → 考え方の土台をしっかり学べる
両方読むことで、理解と実践がつながり、より深くストア哲学を取り入れられます。
まとめ
ストア哲学は、障害がある人にとって大きな力になります。
- できないことを嘆くより、できることに集中する
- 他人の評価ではなく、自分の選択を大事にする
- 困難を避けず、成長のチャンスに変える
『心穏やかに生きる哲学』 と
『迷いを断つストア哲学』 は、その考えをわかりやすく、そして実践的に教えてくれる2冊です。
迷いや不安を抱えている人は、ぜひ手に取ってみてください。
👉 次回の「おすすめ本シリーズ」では、さらにストア哲学を別の視点から学べる本を紹介します。お楽しみに!
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