頸髄損傷になると、
「外出する」という行為そのものが、
一つのイベントになります。
健常の頃には気にもしなかったことが、
外出時のあるあるになります。
🚪 1. 外出で一番大変なのは玄関
外に出る前から、
すでに勝負は始まっています。
玄関のドアの開け閉めが難関。
- ドアを押さえる
- 車いすを操作する
- バランスを取る
この一連の動作だけで、
地味に体力を使います。
🚪 玄関対策|キュリオロックとドアストッパーで外出のハードルを下げた

頸髄損傷で一人外出をする時、
一番の難関は「玄関のドアの開け閉め」でした。
鍵を回す、
ドアを押さえる、
車いすを操作する。
この動作を同時に行うのは、
想像以上に大変です。
そこで工夫したのが、
キュリオロック(スマートロック)と
ドアストッパーです。
キュリオロックを使うことで、
鍵の開け閉めをスマホ操作に。
ドアストッパーは、
ドアが勝手に閉まらないようにするための対策です。
この2つを組み合わせることで、
- 鍵操作に集中しなくていい
- ドアを押さえ続けなくていい
- 一人外出の不安がかなり減った
「外出できるかどうか」は、
こうした小さな工夫の積み重ねだと感じています。
🚻 2. 出かける直前は必ずトイレ
尿意を我慢できる時間が短いため、
用事の直前に必ず排尿します。
「念のため」は必須行動。
トイレに行ってからでないと、
安心して外出できません。
🛣 3. 道路の傾きが想像以上につらい
歩道や道路の端は、
思っている以上に斜めです。
車いすだと、
その傾きが腕や体幹にダイレクトにきます。
車が来なければ、
あえて道の真ん中を通ることもあります。
⬆️ 4. 段差は見た目で判断できない
一見いけそうな段差でも、
実際は危険なことがあります。
- 約5cm → いける
- それ以上 → 無理せず助けを借りる
外出先では、
無理しない判断が一番大切です。
🧥 5. 服装は「おしゃれ」より「動きやすさ」
外出時の服選びは、
機能性重視。
- ボタンは避ける
- ウエストはゴム
- 脱ぎ着しやすい
おしゃれより、
安全と疲れにくさを優先しています。
🌡 6. 体温調節は常に気にする
体温調節障害があるため、
外出時は特に注意しています。
寒いと体温自体が下がり、
痙性やこわばりが出やすくなります。
上着は、
季節関係なく必須アイテムです。
⚡ 7. 痙性は突然やってくる
外出中、
急に足がカタカタしたり、
体幹がピーンと伸びることがあります。
人目があっても、
止められないのがつらいところ。
🧠 8. 外出は常に「頭を使う」
段差はあるか、
トイレは使えるか、
帰りは疲れていないか。
外出中は、
ずっと先のことを考えています。
楽しい反面、
脳の疲労も大きいです。
🏠 9. 帰宅すると一気に疲れが出る
家に戻った瞬間、
緊張が切れて、
どっと疲れが出ます。
外出後は、
何もしない時間が必要です。
⭐ おわりに
頸髄損傷の外出は、
簡単ではありません。
でも、
出かけられたという事実は、
確かな一歩でもあります。
同じ状況の方が、
「分かる」と感じてくれたらうれしいです。


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